-初心不忘-

tanocksの日記/備忘録です。

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楽器としてのコンピュータ

電子音楽の研究ではアメリカのスタンフォード大が有名なのだけれど、そこのラップトップオーケストラの公演の様子。



macbookを「楽器」と考えて、キーボードやトラックパッド、加速度センサとかmacbookに内蔵の機能を最大限活かして、1台で完結するような方向性。

オーケストラの楽団員であれば一人が一つの楽器を受け持ち、音を奏でるが、
SLOrkもそれに準じて、PAスピーカーを使わず、DIY精神あふれる「サラダボウルスピーカ」を各メンバーのところに設置している。


せっかくmacbookにもスピーカーついてるんだから、それ使えば良いのに。。
とか考えると、

『音楽が目的なのだからスピーカーくらいはしっかりしたものを』

と言われそうだが、だとしたらキーボード等の入力インターフェースはどうだろう。

内蔵スピーカーの質に比べたらマシか。


コンピュータ(だけじゃないかもしれないが)の機能の質っていうのは、使用頻度に応じて設定されるべきなのかもしれないと、ふと思った。

よく使う機能は質の高いものを。

逆にあまり使わないものは質が低くても良い。

ノートパソコンで言えば、モニタは常に見るし、キーボード、トラックパッドも頻繁に使うけど、音を聴く必要つまりスピーカーの需要はそれらに比べれば少ない。

とすると、SLOrkは音を出す機能の弱いもの(macbook)を「楽器」として考えているということにならないだろうか。

楽器に必要なものは入力インターフェースのみ?音は別のスピーカーから出せば良い??

いまどき電子楽器なんて音は外付けのスピーカーに接続するのがあたりまえだけど、
それに従って「入力機能」と「出力信号」が別の次元のものになってる。

古典的なアコースティックな楽器の場合、そうはいかない。

入力機能(弦楽器の弦,弓、管のマッピetc)は音を出す発音体そのものだ。

弦の押さえる位置を変えることは、発音体の長さを変えること。


たとえばコンピュータで2kHzの音を出して、その音を1/2にして1kHzにする。

発音体はスピーカーのコーンなわけだが、コイルに流す電気の周波数を1/2にするわけで

人間が直接スピーカーに触れることはない。

もしも、スピーカーのユニットを1kHzとかの高速で動かすことのできる人がいて、「自力」でスピーカーから音を出すことができる人がいたら、その人はスピーカー奏者=スピーカニストとでも呼べるかもしれない。

しかし、現実にはユニットを振動させるのは電気であり、スピーカニストはコンピュータである。

では、人間はなんなのだろうか。
人間はスピーカニスト(コンピュータ)に「こういう音を出しなさい」と命令することができる。
そうすることではじめて、スピーカーの駆動に必要な処理をしてくれる。

それは楽譜、もしくは作曲家と演奏家の関係に似てはいないだろうか。

演奏家は作曲家の書いた楽譜に従って楽器を演奏し、音を奏でる。

コンピュータは人間の書いたプログラムに従ってスピーカーを駆動させ、音を出す。


電子音楽において人間は演奏者であることはなく、ましてコンピュータが楽器であることはない。

人間は正しく演奏されるような楽譜=プログラムを作らなければいけない。

そしてコンピュータは楽器ではなく、楽譜に忠実な演奏家として、楽器であるスピーカーを鳴らすのだ




ってそんなわけないからw




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